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    「行為のあと持ち逃げされた財布を取り返そうと…」“渋谷スタンガン強盗”佐藤紀裕容疑者(27)が女性を襲った“本当の理由” | ニコニコニュース



    「女性の大きな叫び声の後にバチバチッと異様な音が…」“渋谷スタンガン強盗”容疑者が周囲に巻き散らした“経験したことのない痛み” から続く

    スタンガンは護身用で持っていた」

     初対面の20代女性にスタンガンを押し当てバッグを奪い、さらに騒ぎを聞きつけ取り押さえようとした通行人の男性にもスタンガンを当て負傷させたとして、静岡県裾野市の会社員・佐藤紀裕容疑者(27)が強盗致傷の疑いで逮捕されたのは、11月12日のことだった。

     事件は当初から不審な点が多くあった。なぜ静岡県に住む佐藤容疑者が渋谷にいたのか、なぜ初対面の女性をターゲットに選んだのか、なぜスタンガンという物騒なものを持ち歩いていたのか。

     文春オンラインが事件の背景について取材を進めると、佐藤容疑者の素顔と、スタンガンを所持していた“本当の理由”が浮かび上がってきた。

    スタンガンを当てバッグを奪い、取り押さえられた際にもスタンガン

     事件をおさらいしておこう。事が起こったのは12日午後1時ごろの渋谷道玄坂。佐藤容疑者と被害者の女性はツイッターを通じて連絡を取り、この日ファーストフード店で初めて顔を合わせている。犯行に及んだのはその直後。女性にスタンガンを当て、その隙にバッグを奪って逃走を図った。

     聞こえてきた異様な電撃音と女性の叫び声に気づいたのは通行人の男性3人。白昼の渋谷を逃げる佐藤容疑者の後を追い、とっさの判断で身柄を取り押さえる。ところがその際、男性のうち1人が容疑者のスタンガンの被害に遭う。

    「犯人は体格がよく、油断した隙に右脇腹にスタンガンを当てられました。経験したことのない痛みが身体中を走って、今もその痛みから来る違和感に苦しんでいます」(20代の被害男性)

     佐藤容疑者はなぜ今回のような事件を起こしてしまったのか。「そもそも目的は強盗ではなかった」という。警察関係者が解説する。

    1週間前の出来事がきっかけに

    「佐藤容疑者は、事件のちょうど1週間前、別の女性ともツイッターを通じて会っていました。女性とは援交デリバリーのアカウントで連絡を取っていました。女性との行為を終えて、シャワーを浴びていたら、財布を持ち逃げされていたそうです。納得のいかない佐藤容疑者は再びそのアカウントメッセージを送り、もう一度接触を試みました。すると何事もなかったかのように返事があったので、事件当日に再会する旨の約束を取り付けたといいます。佐藤容疑者はそのアカウントが援交デリバリー業者のものだとは知らず、あくまで個人的に援交を望んでいる若い女の子のものだと勘違いしていたようです」

     しかし、事件当日、目の前に現れたのは財布を持ち逃げした女性ではなかった。

    「もちろんその女性はお金を盗まれた件について何も知りませんでした。『どういうことだ?』『どうせ友達なんだろ? 連れてこい』と問い詰める佐藤容疑者を説得することができるわけもなく、長い間もめた末、話がまとまらない事に腹を立てた佐藤容疑者は、せめて奪われたお金を少しでも取り返そうと、バッグを強奪しました。その際、抵抗されたのでスタンガンをその女性に当て、逃走したようです」(同前)

    非常に強力な「マグナムXセダン110万V」を使用

     凶器となったスタンガンについては「お金を返してもらうため交渉しに行く時に、取り巻きの男性や美人局の可能性を恐れて、もし男たちと揉めるような状況になった場合に対抗できるよう護身用に持っていた」と供述しているという。

     

     佐藤容疑者が所持していたスタンガンは「マグナムXセダン110万V」という、防犯グッズを取り扱う店などでは3万円程度で販売されている代物。ハンデスタンガンの中では非常に強力とされている。購入時には“正当防衛の範囲内で使用し、悪用しない”などの誓約事項に同意しなければ入手できない。

    「冗談で言ったひと言が、彼をけしかけたことになったのかも…」

     容疑者とスタンガンを繋いだのは、職場の同僚との何気ない会話だった。勤務先で佐藤容疑者を知る人物が語る。

    「彼は比較的高い技術を求められる先行技術開発室に勤務していました。そんな佐藤から『実は、こういう事があって財布を盗まれました』と置引きに遭ったから取り返しに行くつもりだという話を聞きました。作業中ということもあって、それ美人局とか、なんか危ないやつじゃない? と半ば適当に答えたんです。すると『そういう時ってどうしたらいいんですかね』と真面目な顔で相談されました」

     この時、同僚との会話でキーワードが飛び出した。

    「警察に言えばいいと思うけど、それでも行くって言うならスタンガンでも持っていけば? と、自分としては冗談のつもりで言ったひと言が彼をけしかけることになったのかもしれません。勤務態度に問題はないし、おとなしい子だったから、こんな事件を起こしたなんて聞いてまさかですよ……。佐藤はあの時、本気で悩んで相談してきたんだと思うと不甲斐なく、申し訳ないです」(同前)

    一方で「俗に言う“キレたら一番やばいタイプの人”」という証言も

     一方で、佐藤容疑者の大学時代の同級生はこう話す。

    キャンパスが一緒で、同じ専攻の研究発表会に参加する機会があって飲みに行く事が何度かありました。いつもは温厚で、読み終わった漫画をくれたり、筆記用具を忘れた時、貸してくれてそのまま譲ってくれたり、とにかく優しい人ってイメージでした。でも、ある日、印象がガラッと変わったんです。私が彼のことをいじるというか小馬鹿にしたことがあって。急に胸ぐらを掴まれて血相を変えて『おい!』と顔の近くで叫ばれた事がありました。周りが止めようとしてくれたけど、彼は当時から体が大きくて引きはがすのにも苦労していました。友人たちが必死になだめてくれて、殴られたりはしませんでした。俗に言うキレたら一番やばいタイプの人でしたね」

     渋谷の路上で起きたスタンガン強盗という衝動的な犯行の裏には、容疑者の直情径行な性格があった。

    (「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))

    逮捕された佐藤容疑者(FNNプライムオンラインより)


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    ロシアより先に戦争を始めたのは米国とウクライナの可能性 | ニコニコニュース



     一歩間違えれば、ロシアと西側の核戦争が勃発し、人類は滅亡するかもしれない。

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     ウクライナ危機は地球の存続を左右する大惨事であるにもかかわらず、日本を含む西側諸国は停戦の努力を放棄し、戦争の一方の当事者であるウクライナを絶対正義とみなして全面支援し、徹底的にロシアを敗北させようとしている。

     この戦争は、ロシアベラルーシウクライナNATO北大西洋条約機構)の軍事紛争であり、ロシア対西側連合の経済・イデオロギー戦争だ。

     岸田文雄政権はウクライナに攻撃兵器となるドローンを供与し、ヒステリックな対ロ制裁を実施し、ロシアの世界観を全否定している。

     米国の正義を狂信するジョー・バイデン政権が極東でも事態をエスカレートさせれば、既に戦争の当事国となった日本は第3次世界大戦の戦場となる可能性がある。

     一刻も早く停戦を実現させるために私たちができることは何か。

     市民一人ひとりがロシア側の主張についても冷静かつ客観的に議論を深め、無責任な日本政府に戦争当事者であることをやめさせ、中立国として停戦協議の場を提供させることだ。

     私は一人の人間として、あらゆる戦争に反対だ。ロシアでは部分動員が完了し、極東連邦大学(ウラジオストク)の教え子や元同僚が前線に派遣される可能性が高まっている。

    「祖国を守るため」と戦う者もいれば、反戦の意志を貫く者もいるだろう。立場がどうであれ、彼らには何があっても生き残ってほしい。これ以上、ウクライナ人、ロシア人、外国人義勇兵の尊い命が奪われないよう、祈るしかない。

     ただ、一政治学者として、中立・客観的な立場から、この戦争の本質を冷徹に分析する義務がある。

     この間、日米欧の政治家メディア・専門家の多くが「西側のリベラルな理想」と「国際社会の現実」を混同して議論していることに強い危機感を覚える。

     彼らは集団催眠状態に陥ったかのように、「ウラジーミル・プーチン大統領は領土拡大のために一方的な侵略戦争を始め、無実のウクライナ人は祖国を守るために戦っているだけだ」というマントラを唱え続けている。

     だが、これは「プーチンの戦争」ではない。

     ロシア国民の大多数は「祖国防衛とロシア人解放のための軍事作戦」だと考えている。なぜか?

     日本では「ウクライナと西側の正義」は語り尽くされてきたので、「ロシアの正義」についても真剣に議論する必要があるだろう。

    戦争の根源とミンスク合意

     誰がどうやってこの戦争を始めたのかを正確に理解することは重要だ。

     なぜなら、西側の主要メディアの多くは、「2・24に大義もなく突然ウクライナを侵攻したロシアは処罰すべき悪い国だ」という確信に基づいて戦争報道を続けており、その大前提が崩れた時、彼らの報道の客観性が大いに疑われることになるからだ。

     実は、ロシアが「特別軍事作戦」を開始する前から戦争は既に始まっていたという議論がある。

     例えば、国連平和維持活動の政策責任者を務め、NATOではウクライナ支援プログラムにも参加したジャック・ボー(Jacques Baud)氏は、今年2月16日ウクライナが戦争を始めたと主張している。

     以下、ボー氏がフランス情報研究センターCentre Français de Recherche sur le Renseignement)『文献速報』第27号に寄稿した論文「ウクライナの軍事情勢:https://cf2r.org/documentation/la-situation-militaire-en-ukraine/」の内容を整理した上で、「2・16開戦説」について検証したい。

     ボー氏はまず、ミンスク合意に至る過程について次のように指摘している。

    ・この紛争の根源は、2014年2月にヤヌコヴィッチ政権を転覆させた直後、新政府がロシア語公用語から外し、ウクライナ東・南部のロシア語話者地域に対して激しい弾圧を実行し、オデッサやマリウポリなど各地で虐殺事件が発生したことにある。

    2014年5月に東部のドンバス地域で自称ドネツクルガンスク両共和国が行った住民投票は、プーチン大統領の助言に反して行われた。

    「親露派」という言い方はロシアが紛争の当事者だったことを示唆するが、それは事実ではなく、「ロシア語話者」と言った方が適切だろう。

    2014年NATOで小型武器の拡散との戦いを担当していた時、ロシアから反政府勢力に兵器や軍装備品が渡されたことはなかった。

     ロシア語を話すウクライナ軍部隊が味方につき、反政府勢力の武装化が進んだ。ドンバスに対する大規模な反テロ作戦を開始したウクライナ政府がデバルツェボで完敗を喫し、2015年2月に「ミンスク2」協定が結ばれた。

    ・東部紛争をめぐる停戦協定である「ミンスク合意」は、ドネツクルガンスク両共和国の分離や独立ではなく、ウクライナ国内での自治を規定していた。

     両共和国の地位は政府と両共和国の代表との間で交渉されると書かれており、ウクライナの国内問題なので、2014年以降、ロシアは交渉の当事者になることを拒否し、合意の履行を求め続けていた。

     2022年2月23~24日より前にOSCE(欧州安全保障協力機構)の監視員がドンバスで活動するロシア軍部隊の痕跡を観測したことは一度もなかった。

    極右民兵の創設と2・16以降の集中砲撃

     ボー氏は、ウクライナ政府が弱体化した軍の兵力不足を補うために準軍事組織の民兵に頼り、基本的に外国人傭兵から成る民兵の多くは極右過激派だと指摘する。

    ウクライナの軍事力をまとめたロイター通信によると、2020年、全兵力31万1000人の内、民兵は10万2000人)。

     彼はウクライナの民兵の特徴について、次の点を明らかにしている。

    ・19カ国から集まった民兵は、米英仏・カナダによって武装化され、資金提供を受け、訓練された。西側は、2014年から民間人に対するレイプ・拷問・虐殺などの数多くの犯罪を犯してきた彼らに武器を与え続けた。

    西側諸国によって支えられた極右民兵は、2014年からドンバスで活動し続けた。彼らは暴力的で吐き気を催させるイデオロギーを伝え、猛烈な反ユダヤ主義者だ。

     アゾフ連隊などの狂信的で残忍な過激派民兵は、ユーロマイダン革命を活気づけた極右集団から創設された。ロシアだけでなく、ユダヤ人団体、西側メディア、米陸軍士官学校の反テロセンターなどもウクライナの民兵を「ナチ」や「ネオナチ」と特徴付けている。

     その上で、今年2月24日ロシアが軍事介入するまでのドンバスの状況について、次のように分析している。

    2021年3月24日ウォロディミル・ゼレンスキー大統領クリミア奪還命令を出し、南部に軍を配備し始めた。

     同時に黒海とバルト海の間でNATOの軍事演習が何度か行われ、ロシア国境沿いの偵察飛行が大幅に増加した。

     その後、ロシアは軍事演習を実施した。同年10月ウクライナはミンスク合意に違反し、ドンバスでドローン攻撃を行った。

    2022年2月11日、独仏露ウの補佐官級会合は具体的な成果が出ずに終わり、明らかに米国からの圧力の下で、ウクライナはミンスク合意の適用を拒否した。

     プーチン大統領は、西側は空約束をするだけで合意を遵守させるつもりはないと言及した。ドンバスの両軍接触地帯での政府側の軍事的準備が進み、15日、ロシア議会は両共和国の独立を承認するようプーチン氏に求めたが、彼は承認を拒絶した。

    2月16日以降、OSCE監視団の日報が示す通り、ドンバスの住民に対する砲撃が激増した。当然のことながら、西側のメディアと政府、EU、NATOは何も反応せず、介入しなかった。

     EUや一部の国々は、ドンバス住民の虐殺がロシアの介入を引き起こすことを知りながら、虐殺について故意に沈黙を保ったようだ。

    ・早ければ2月16日バイデン大統領は、ウクライナ軍がドンバスの民間人を砲撃し始めたことを知っていた。

     プーチン大統領は、ドンバスを軍事的に助けて国際問題を引き起こすか、ロシア語話者の住民が粉砕されるのを傍観するか、難しい選択を迫られた。

    プーチン氏は、介入すれば、「保護する責任」(R2P)の国際義務を呼び起こせること、介入の性質や規模にかかわらず制裁の嵐を引き起こすことを知っていた。

     ロシアの介入がドンバスに限定されようが、ウクライナの地位について西側に圧力をかけるためにさらに突き進もうが、支払う代償は同じだろう。

     2月21日、彼は演説でこのことを説明し、下院の要請に応じて2共和国の独立を承認し、彼らとの友好・援助条約に署名した。

    ・ドンバスの住民に対するウクライナ軍の砲撃は続き、2月23日、両共和国はロシアに軍事援助を求めた。24日、プーチン氏は、防衛同盟の枠組みの中での相互軍事援助を規定する国連憲章第51条を発動した。

    ・国民の目から見てロシアの介入を完全に違法なものとするために、西側諸国は戦争が実際には2月16日に始まったという事実を意図的に隠した。

     一部のロシアと欧州の情報機関が十分認識していたように、ウクライナ軍は早ければ21年にドンバスを攻撃する準備をしていた。

    「2・16開戦説」を検証

     米英の情報機関で訓練を受け、スイス戦略情報局員だったジャック・ボー氏は、主に西側の公開情報や国連・OSCE(欧州安全保障協力機構)の客観的なデータを提示しながらこの戦争を緻密に分析している。

     ロシアの介入が始まる前の軍事情勢も踏まえつつ、中立機関のデータなどを基に2・16開戦説を検証してみよう。

    「今年2月16日からウクライナ軍がドンバスの住民を集中砲撃し始めた」とボー氏が主張する根拠となっているのは、OSCEが作成した「ウクライナ特別監視団の日報・現地報告(Daily and spot reports from the Special Monitoring Mission to Ukraine):https://www.osce.org/ukraine-smm/reports/」だ。

     日報では、ドネツクルガンスク地域における停戦違反と砲撃の回数・場所が報告されている。

     実際にデータを確認してみたが、1日平均の停戦違反・砲撃数は、昨年は257回・約70発、今年は2月14日までは200回余り・約50発だった。

     2月15日153回・76発だったが、16日になると591回・316発と急増している。

     その後は17日に870回・654発、18日に1566回・1413発、19~20日は3231回・2026発だった。プーチン大統領がドンバスの2共和国の独立を承認した21日には1927回・1481発、22日は1710回・1420発だった。

     また、日報の停戦違反・砲撃地が示された地図を見ると、16日からドネツクルガンスクにおける政府管理地域と両人民共和国の境界線上で激しい戦闘が始まったことが分かる。

     17日以降の地図からは、ロシアが介入するまで、ウクライナ軍が日を追うごとに両共和国内に攻め込んで激しく砲撃している状況が読み取れる。

     1日の砲撃数が300発を超えた16日からドンバスでは戦争状態になったというボー氏の主張には説得力がある。

     だが、OSCEの日報だけでは、戦争を始めたのがウクライナ軍だったのか共和国側だったのかは分からない。

     米国・NATOの動き、ドンバスの軍事情勢、民間人死傷者に関するデータなどから、どのようにこの戦争が始まったのか分析を試みる。

     ウクライナが独仏露ウ会合でミンスク合意の適用を拒否した2月11日バイデン大統領NATO・EUの指導者に「プーチン氏がウクライナの侵攻を決定し、16日にも攻撃する」と伝えた。

     13日、OSCEウクライナ特別監視団が「最近、特定の参加国が、自国の監視員は数日以内にウクライナから退去すべきだという決定を下した」というプレス声明を出す。

     同日、ロシア外務省のザハロワ報道官は「この決定には深刻な懸念を抱かざるを得ない。監視団は米国によって故意に軍事的ヒステリー状態に引きずり込まれ、今後起こりうる挑発の道具として利用されている」と反応した。

     13日にはルガンスク人民共和国の幹部も「米英・EUの監視員の撤退はウクライナと西側が大規模な挑発を始めることを意味する」と発言し、ドネツク人民共和国の幹部は「米英・デンマークの監視員が共和国を去った」と話していた。

     17日、米英などに拠点がある「戦争・平和報道研究所(IWPR)」も、「情報筋によると、2月16日時点で米英・カナダデンマークアルバニアウクライナから監視員を撤退させ、オランダは政府管理地域へ団員を移動させた」と報じている。

     実際に集中砲撃が始まる16日の前に米国と一部のNATO加盟国は自国監視員をウクライナあるいは共和国側から退去させ、バイデン氏の「予言」は西側メディアでも機能し続けていた。

     一方、ロシアは監視活動の継続を訴え、国連安保理でもウクライナを侵攻する計画はなく、軍事的緊張を高めているのは米国率いる西側だと非難し続けていた。

     このような状況下、まだ多くのOSCE監視員がミンスク合意の遵守を監視する中、まさに予言された日から共和国側が政府管理地域との境界線上で全面戦争を始めたとは考えにくい。

     2月16日にはロシアのペスコフ大統領報道官が「全世界は既にウクライナ政府がドンバスで軍事作戦を始めたことを目撃した」と発言している。

     また、昨年12月1日にロイター通信は、紛争地のドンバスに12万5000人の部隊を配備したウクライナロシアが非難したと報じていた。

     今年2月21日には国連安保理でロシアのネベンジャ国連大使が、ウクライナがドンバスの境界線に12万の部隊を配備していたと指摘した。

     2・24前に西側メディアの多くは、10~15万のロシア軍ウクライナとの国境周辺にいると報道し続けたが、2・16から約12万のウクライナ軍と4万~4.5万と言われる2共和国の武装勢力が激しい戦闘状態に入ったという構図は伝えなかった。

     プーチン氏が両共和国の独立を承認するか不明だった16日の段階で、共和国側が米国などの最新兵器を有するウクライナ軍12万に対して全面戦争を始めるだろうか?

     ロシアが軍事介入した24日時点でも、総兵力31万以上のNATO化されたウクライナ軍と計約20万のロシア軍・共和国武装勢力が戦うという軍事情勢だったとも言える。

     さらに、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)が今年1月27日に公表した「ウクライナにおける紛争関連の民間人死傷者(Conflict-related civilian casualties in Ukraine)」によると、2018年から21年までのドンバスでの激しい戦闘による民間人死傷者の81.4%は両共和国の管理地域内で発生しており、ウクライナ軍の攻撃の結果だと分かる(政府管理地域の民間人死傷者は、16.3%)。

     少なくとも2018年から、事実上のNATO軍になりつつあったウクライナ軍がロシア語話者の民間人も激しく攻撃し続けていたと言える。

     以上の状況から、断言はできないが、米国・NATOと一体化し、軍事力で反政府勢力を圧倒していたウクライナ政府が2月16日に戦争を始めた可能性が高いと言えるだろう。

    なぜプーチン大統領は全面介入したのか

     2・24にロシアウクライナに軍事介入した理由は、ゼレンスキー政権がロシア語話者の住民を猛烈に砲撃し続けるのを傍観できなかったからだと思われる。

     1日の砲撃数が1481発まで激増した2月21日プーチン大統領は2共和国の独立を承認したが、ウクライナ政府はロシア集団的自衛権を行使することを知りながら、22日もロシア語話者の住民を集中砲撃し、米国・西側諸国はそれを黙認していた。

     プーチン氏が全面的な介入を選択した理由としては、以下の点が挙げられよう。

    ・マイダン革命後の8年間、米国・NATOに支えられたポロシェンコ・ゼレンスキー両政権は、ロシアウクライナ人のロシア語を使用する権利を奪い続け、自治の拡大と生存権を求めて闘っていたロシア語話者の自国民をテロリストと呼んで弾圧・攻撃・虐殺し続けた。

    2008年以降、米国はウクライナNATO加盟だけは絶対に許容できないと訴えてきたロシアを無視し、14年からNATOと共に毎年約1万人のウクライナ兵を訓練し、2・24前までにウクライナ軍は最新兵器を備えた事実上のNATO軍になっていた。

    ネオナチとされる極右民兵などはロシアウクライナ人に対する拷問・虐殺などの犯罪を犯し続けたが、政府と裁判所だけでなくウクライナ社会全体に「ドンバスにいるロシア語話者のテロリストたち」に対する暴力を黙認するような「文化」が出現していた。

    ゼレンスキー大統領はミンスク合意で交渉当事者として認められた共和国側の代表との交渉を拒否し、両共和国の存在そのものを否定し、ロシアからクリミアを奪還すると公言し続けてきた。

     西側メディアは「2014年ロシアクリミア一方的に併合した」と報道してきたが、18世紀から1991年までロシア・ソ連領であり続けたクリミアでは91年と94年にも住民投票が実施され、クリミアの住民の多くは一貫してウクライナから分離してロシアへ編入されることを望んでいた。

     プーチン大統領は、NATOと一体化して年々強大化するウクライナ軍がドンバスのロシア語話者を全面攻撃し、ロシアにとって死活的に重要なクリミアにもいつ攻め込んでくるか分からない状況を「国家存続を脅かす事態」とみなし、「特別軍事作戦」を開始したと思われる。

     そもそも、ウクライナ語話者とロシア語話者が共存する多民族国家ウクライナに米国が介入しなければ、この戦争は起こらなかった。

     ロシアとも欧州とも協力し合わなければ、ウクライナが発展する道はなかった。にもかかわらず、2014年に米国は、ロシア弱体化させて自らの絶対正義を世界に拡散させるために親欧米派を支援し、暴力的な政権転覆を成功させた。

     また、「革命」後に新政府がロシア語話者を弾圧・虐殺し続けなければ、クリミア編入もドンバス紛争もロシアの軍事介入もなかっただろう。

     2・24後に西側でロシアに対するヒステリー状態が生まれたのはなぜか。

     西側の指導者とメディアの多くが、客観的な情報やデータを無視し、別の世界観を持つロシアに対して恐怖感を抱き、「侵略国家ロシア」という思い込みから抜け出せないからではないか。

     ジャック・ボー氏や私の分析が絶対に正しいと主張するつもりはない。

     ただ、日本を戦争当事国から停戦の仲介国に変えるためには、中立機関の客観的データなどを基に冷静に議論を深めることが重要ではないだろうか。

     これからも一研究者として、常識や事実と宣伝される仮説について、一つひとつ丁寧に検証していきたい。

    [もっと知りたい!続けてお読みください →]  ウクライナに阿鼻叫喚の地獄をもたらしたのは米国だ

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    (出典 news.nicovideo.jp)

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    「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」新作OVA製作決定、23年夏劇場公開 | ニコニコニュース



    ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」の新作エピソードOVAの製作が決定し、2023年夏劇場公開予定であることが明らかとなった。あわせてティザービジュアルが披露されている。

    また、同作のスピンオフコミックショートアニメ化する「にじよん あにめーしょん」のPV、キービジュアルも披露された。23年1月6日午後9時54分からTOKYO MXほかで順次放送・配信を開始される。

    ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」はメディアミックスプロジェクトラブライブ!シリーズの第3弾。東京・お台場の私立高校・虹ヶ咲学園に通う少女たちが、それぞれの理想とするスクールアイドルを目指しながら仲間たちと活動を行う。テレビアニメ第1期が20年、第2期が22年4~6月に放送された。

    ティザービジュアル (C) 2022 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    恐ろしい…2050年には世界最大死因となる「治らない感染症」【医師が解説】 | ニコニコニュース



    2050年には世界最大死因となると予測される「薬剤耐性菌感染症」について、新宿サテライトクリニック院長・北岡一樹医師が解説します。

    薬剤耐性菌とは?

    古来より、ヒトは様々な感染症によって亡くなってきました。1928年に、フレミングという人が、抗生物質という感染症の原因菌を殺菌する薬を発見し、感染症は治癒する病気となりました。それから、新しい抗生物質がどんどん発見されていき、1990年頃には、抗生物質によって感染症は基本的に制圧されたように思われました。

    しかし、抗生物質を無効化する機構を獲得した菌の伝播により、治らない感染症が出てくるようになりました。この「既存の薬が効かない機構を獲得した菌」のことを「薬剤耐性菌」と呼びます。

    まだこの薬剤耐性菌は大多数というわけではなく、感染症は多くの場合、薬などにより治癒しますが、実は薬剤耐性菌の脅威は恐ろしいスピードで進行しています。たとえば、薬剤耐性菌の1つにESBL産生菌と呼ばれるものがあり、日本の入院患者から分離された大腸菌のなかでESBL産生菌が占める割合は2001年には数%に過ぎませんでしたが、2013年には17.8%と著しく増加しています(※1)。

    そのような現状から、恐ろしい未来が予想されています。2050年の世界の死因を推定した有名なオーニールレポート(※2)というものがあり、2050年の世界最大死因は、現在の「ガン」ではなく、この「薬剤耐性菌による感染症」になるとされています(図表1)。

    このように脅威は差し迫っているのにもかかわらず、「薬剤耐性菌」は、世間的にはあまり認知されていません。一方、世界保健機関WHO)はこの現状になんとか対応しようとしています。2015年に「薬剤耐性に関するグローバル・アクションプラン」というものが発出され、新規治療法の開発や、抗生物質の適正使用などが実施されています。しかし、薬剤耐性菌の猛威に十分に歯止めがかかっているとは言えません。特に、新規治療法の開発は不十分であり、私も予防会・早稲田大学協同でファージセラピーの研究を進め、なんとか抗生物質に代わる新しい治療薬を導入することを目指しています。

    また、このWHOアクションプランでは、一般の方の視点が不十分です。薬剤耐性菌による感染症によりヒトがたくさん亡くなるようになってしまう悲惨な未来を変えるためには、一般の方にも取り組めることがあり、取り組んでいただく必要があります。まず、必要なのは、「薬剤耐性菌」問題に対する正しい認識となります。上述したことが「薬剤耐性菌」の現状に関する知識です。次項目で「薬剤耐性菌」の正しい知識について説明いたします。

    薬剤耐性菌に対する「誤解」と「正しい知識」

    ■誤解①薬剤耐性菌はヒトの身体の中で生まれる?

    「薬剤耐性菌」はどこからやってくるのでしょうか?

    これに対する答えが、医療者も含めて多くの人で誤解されていることとなります。私も医師になり、その後、感染症の基礎研究に取り組むようになるまで誤解していました。

    そのよくある誤回答が、薬剤耐性菌が自分の身体から発生するということです。薬を使っていると、菌が薬剤耐性菌に代わり、薬が効きにくくなると思われていることが多いです。私自身も、薬を使っていると、菌が突然変異して、薬剤耐性機構を持つようになると考えていました。しかし、これは完全に間違っているというわけではありませんが、正しくありません。

    まず、前提として、薬剤耐性菌は外からやってきます!

    確かに、身体の中にいる菌が突然変異したり、耐性遺伝子を受け取ったりして薬剤耐性菌になることもありますが、多くはありません。多くの場合、薬剤耐性機構を持った薬剤耐性菌が、環境中や、ヒトとの接触により、自分の身体へ入ってきます。たとえば、現時点で最強の抗生物質であるカルバペネム系薬に耐性を示し、悪魔の耐性菌と呼ばれる「NDM-1産生菌」は最初インドの下水から始まり、ヒトの伝播により、ヨーロッパオーストラリアアジア・北アメリカと世界中に広がっていきました(※3)。

    ■誤解②薬を飲み続けると効きにくくなる?

    そして、また重要なこととして、感染症には2つのパターンがあることを認識する必要があります。

    まずは、外からやってきて、感染すると症状を引き起こし、薬などによって排除される感染症です(「すぐ発症するタイプ」の感染症)。今流行している新型コロナウイルス感染症など多くの風邪(ウイルスによる感染症)や性感染症食中毒などがこれらに入ります。

    もう1つは、外から知らないうちにやってきて、身体に潜んでいる感染症です(「潜伏するタイプ」の感染症)。これらは、身体が弱ったりしたときに、病原性を発揮し、症状を引き起こします。尿路感染症や肺炎・皮膚炎・髄膜炎など多くの感染症はこの部類に入ります。外からやってきて腸内に潜んでいた病原菌が、身体が弱ったときに、尿路を傷害して膀胱炎を引き起こしたり、口腔内に潜んでいた病原菌が、身体が弱ったときに、肺を傷害して肺炎を引き起こしたりします。

    「すぐ発症するタイプ」の感染症の場合、外からやってくる菌は薬で除去されるか、自然に除去されるか、最終的に宿主を殺すかであり、基本的に潜伏することはありません。したがって、外からやってきた菌が薬剤耐性菌でなければ薬が効き、薬剤耐性菌であれば薬が効かないということになります。

    よく性感染症診療をしていると、何回も薬を飲んでいるから、効きにくくなっているのではないかと心配されることがあります。性感染症は「すぐ発症するタイプ」なので、毎回外から菌がやってきて、その菌が薬剤耐性菌かどうかで薬が効くかどうか決まるため、薬を飲んでいると効きにくくなるということはありません。

    「潜伏するタイプ」の感染症の場合、外からやってきた菌が身体に潜伏することになります。外から入ってきた菌が薬剤耐性菌であった場合、抗生物質を飲むことで、通常の菌が死んでいき、薬剤耐性菌が増えていきます(菌交代といいます)。そうして、身体が弱ったときに、それらが症状を引き起こすことになります。したがって、「潜伏するタイプ」の感染症の場合は、薬を飲んでいることで、薬剤耐性菌が「生まれる」のではなく、「選択されて」しまい、薬が効きにくくなるということがあります。

    まとめると、薬剤耐性菌は基本的に外からやってきます。「すぐ発症するタイプ」の感染症においては、その外からやってくる菌が薬剤耐性菌でなければ薬が効き、薬剤耐性菌であれば薬が効かないということになります。「潜伏するタイプ」の感染症においては、外からやってくる菌が薬剤耐性菌であった場合、薬を飲んでいることで選択されて増加してしまい、発症したときに薬が効かなくなります。

    薬剤耐性菌感染症による死を防ぐには?

    どうしたら将来世界最大死因となる薬剤耐性菌感染症により亡くなってしまうことを防げるのでしょうか?

    まずは、すでにWHOアクションプランで言われているような抗生物質の適正使用、新規治療法の開発があります。それだけで十分でしょうか? これらは医療者が行うことでありますが、個々人でも行えることがあります。やれることは何でもやっていかないと、薬剤耐性菌による感染症で一番人が多く亡くなるようになるという未来を変えることはできません。

    個々人でできることとして、「潜伏するタイプ」の感染症における薬剤耐性菌の対策となりますが、実際に薬剤耐性菌を保菌しているか調べるということがあります。もし保菌していれば、高齢者など感染症が悪化しやすい感染症弱者との接触に注意することにより、それらの方へ薬剤耐性菌が移ってしまい、発症して亡くなってしまうことを防ぐことができます。デルタ株の頃の新型コロナウイルス感染症でも行われた、無症状であっても感染しているか調べて、感染していれば感染症弱者への接触を控えるということと同様のことです。

    また、身体の中の細菌の入れ替わりダイナミックであり、薬剤耐性菌を保菌していた場合でも健康的な生活や食事を続けると、自然になくなることが多いと言われています(※4)。ほかにも、確実なエビデンスには不十分ですが、乳酸菌を服用することで薬剤耐性菌保菌が消失したという報告もあります(※5)。

    したがって、保菌調査をすることで、保菌していた場合に、健康的な食事・生活や乳酸菌飲用を心がけることで、薬剤耐性菌保菌除去へ繋げることができ、将来的な薬剤耐性菌による死を避けることが可能となります。

    しかし、予防医学の遅れ、薬剤耐性菌の脅威や正しい知識が周知できていないことから、薬剤耐性菌の保菌調査を感染症患者さん以外に一般の方へ行うことが進んでいません。この状況を危惧し、新宿サテライトクリニックでは薬剤耐性菌(ESBL産生菌やMRSA)の保菌調査を行っています。

    まとめ

    薬剤耐性菌感染症は将来世界最大死因となると予想されており、薬剤耐性菌感染症による死を防ぐためには、個々人の意識も重要です。

    性感染症など(すぐ発症するタイプ感染症)では薬を飲むことで、薬剤耐性菌となり、薬が効かなくなるということはありませんが、肺炎・尿路感染症など(潜伏するタイプ感染症)では薬を飲むことで、薬剤耐性菌が選択され、薬が効かなくなります。

    薬剤耐性菌が潜伏していることを調べることで、感染症弱者への感染を防ぎ、食事・生活習慣に注意することで除去し、薬剤耐性菌感染症による死を減らすことに繋げることができます。薬剤耐性菌保菌調査についてもご検討ください。

    【※参考文献

    1) Kawamura K, Nagano N, Suzuki M, Wachino JI, Kimura K, Arakawa Y. ESBL-producing Escherichia coli and Its Rapid Rise among Healthy People. Food Saf (Tokyo). 2017 Dec 29;5(4):122-150.

    2) O’Neill, J. Tackling Drug-Resistant Infections Globally: Final Report and Recommendations. 2016.

    3) Patel G, Bonomo RA. "Stormy waters ahead": global emergence of carbapenemases. Front Microbiol. 2013 Mar 14;4:48.

    4) Le Guern R, Stabler S, Gosset P, Pichavant M, Grandjean T, Faure E, Karaca Y, Faure K, Kipnis E, Dessein R. Colonization resistance against multi-drug-resistant bacteria: a narrative review. J Hosp Infect. 2021 Dec;118:48-58.

    5) Tsigalou C, Konstantinidis T, Stavropoulou E, Bezirtzoglou EE, Tsakris A. Potential Elimination of Human Gut Resistome by Exploiting the Benefits of Functional Foods. Front Microbiol. 2020 Feb 11;11:50.

    北岡 一樹

    医療法人社団予防会新宿サテライトクリニック 院長

    早稲田大学ファージセラピー研究所 招聘研究員

    三重大学医学部卒業。臨床研修後、名古屋大学で様々な薬剤耐性菌研究に携わり、博士(医学)取得。その後、早稲田大学で招聘研究員として研究しながら、医療法人社団予防会新宿サテライトクリニック性感染症診療も開始(淋菌感染症・細菌性膣症が専門領域)。基礎医学と臨床医学を繋ぐ、研究医かつ臨床医であることを目指し、現在は新規感染症治療法(ファージセラピー)実現の研究に注力している。

    ヒト感染症だけでなく、犬や猫の感染症も研究対象とし、犬猫の感染症研究費を集めるクラウドファンディングも実施して成功を収めた。

    また、医療情報の発信も予防会のコラムに加えて、クラウドファンディングをきっかけとして各種SNSで行っている。

    (※写真はイメージです/PIXTA)


    (出典 news.nicovideo.jp)

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    庭にやってきた“妖怪みたいな妊婦の猫”に「家で産みなさい」と話しかけたら…… 大家族誕生までの物語が胸を打つ | ニコニコニュース



     近年、動物の虐待や飼育放棄、悪質な業者による販売、不適切な飼養が社会問題となっています。個人や団体、地域が行き場をなくした動物たちを守るため、日々保護活動に取り組む一方で、動物たちが命を失う悲劇は後を絶ちません。

    【画像】子猫を出産した母猫

     昨今、COVID-19新型コロナウイルス感染症/以下、コロナ)の影響でペットを飼う人が増加。一般社団法人ペットフード協会の全国犬猫飼育実態調査によると、2021年の新規飼育者は犬がわずかに減少しているものの猫は昨年より多く、ともにコロナ前より増加している結果となっています。

     そんなペットブームの裏には、多頭飼育崩壊や飼育放棄などの問題が潜んでいます。家族の一員としてかわいがられるペットたちが多くいる一方、飼育放棄されたたくさんの犬猫たちが愛情を求め、里親を探しているのです。

     そこで、ねとらぼ生物部では保護動物と暮らす読者にアンケートを実施。寄せられた数々のエピソードと写真を紹介するとともに、尊ぶべき命の輝きや、愛する家族との暮らしの喜びを伝えていきます。

     第9回は飼い主・くろこさんと暮らす母猫さん。ガリガリに痩せていた母猫さんとくろこさんが交わした“ある約束”、そして大家族誕生までのエピソードをご紹介します。

    ―― 母猫さんとの出会いと、保護当時の状況を教えてください

     くろこさん:秋田県の田舎の話です。2020年6月のある日、自宅の庭に置いている野良猫用のごはんを妊婦の猫が食べに来ました。

     妊婦の猫は妖怪みたいにガリガリに痩せていたのにおなかが大きかったので、ごはんを食べに来たときに「あなた、悪いようにはしないから家で産みなさい。ちゃんと病院にも連れて行ってあげるから」と話しかけました。

     捕獲しようとしましたが、逃げられてしまい失敗。その後も妊婦の猫はごはんを食べに来ていたのですが、来るようになってから2週間ほどしたらおなかがダルダルになっていました。

     「子どもを産んだんだな」とは思ったのですが、子どもの居場所を見つけられず……。母猫だけ捕獲すると子猫が死んでしまうので、近所で野良猫赤ちゃんを産みそうな場所を探し回りました。

     子猫が産まれた(と推定される)日から40日ほど後、母猫が子猫6匹を家の野良猫用のエサ場に連れて来ました。多分、「ごはんはここよ」と子猫たちに教えてあげていたのだと思います。そのときオス猫が現れ、子猫たちが一目散に逃げました。子猫たちはなんと自宅の中に入り、階段を上って2階に逃げて行ったのです。

     2階を調べてみると、閉めていたはずの部屋の引き戸が少し開いていて、部屋に入ると押入れと引き戸が少し開いていました。その押入れの布団の隅に、子猫たちが固まって隠れていました。

     押入れの布団はふん尿の臭いと跡があり、母猫はここで子猫を産んでお世話をしていたようでした。散々近所を探し回ったのに……。「家で産みなさい」と声をかけたことを理解していたようです。

    ―― 猫ちゃんたちの現在の様子を教えてください

     くろこさん:その後、子猫6匹のうち、4匹は里親さんに、1匹は息子夫婦の家に、母猫と子猫1匹はわが家で育てることにしました。3カ月後には、おそらく父猫と思われるオス猫も保護できたので、みんな仲良く幸せに暮らしています。

    ―― 最後に、保護動物に対する思いを聞かせてください

     くろこさん:全ての猫を保護することは手が足りなくて出来ませんが、みんな幸せになってほしいと思います。

    (了)

     ガリガリに痩せ、まるで“妖怪みたい”だったという母猫さん。くろこさんの優しさを母猫さんがすなおに受け取り、家のなかで出産していた事実に胸があたたまります。くろこさんと母猫さんが出会ったとき、お互いの心がきっと通じ合ったのでしょう。安心できるおうちで、これからも家族仲良く健康に過ごしていってくださいね

     ねとらぼ生物部では、引き続き「保護動物のエピソード&お写真」を募集しています! 犬猫、小動物爬虫類など、動物のジャンルは問いません。アンケート内容とお写真は部内で審査の上、記事で紹介する可能性があります。

     愛する家族との出会いのエピソードや、クスッと笑ってしまうかわいいお写真など、お気軽にお寄せください。皆さまからのご応募、お待ちしています。

    庭にやってきた“妖怪みたいな猫”


    (出典 news.nicovideo.jp)

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